エリザベス
原題………Elizabeth
監督………シェカール・カプール
脚本………マイケル・ハースト
出演………ケイト・ブランシェット
ジョセフ・ファインズ
ジェフリー・ラッシュ
クリストファー・エクルストン
リチャード・アッテンボロー
製作年……1998年
製作国……イギリス
配給………ヘラルド
カトリックとプロテスタントの争いが激化する、16世紀のイングランド。エリザベスは、腹違いの姉で、彼女をロンドン塔に幽閉したメアリー女王の崩御後、世継ぎとして弱冠25歳の若さでイングランド女王に即位する。エリザベスには愛する恋人ダドリーがいたが、女王の立場は関係の緊迫した隣国との政略結婚を迫る。様々な謀略が渦巻き絶えず命を狙われるエリザベス。そんな苦悩が続く中、カトリックの最高権力・ローマ法王による謀反計画を知ったエリザベスは、対抗権力の粛清を行う……。冒頭、オカルト的なオープニングでかなり期待させたが、終わって見ればロマンス悲劇の要素がかなり強いエリザベス女王の史劇。衣装・セットは豪華絢爛だが、物語としては余り目新しさのない作品。同じ年代を扱った「恋におちたシェイクスピア」と98年のアカデミー争いをしたが、結果の示すとおり、受賞作と落選作の差が感じられた。<allcinemaより>